現役採用面接担当者が伝える面接テクニック

会員登録 ログイン
メニュー
#577 2019/02/02UP
現役採用面接担当者が伝える面接テクニック
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

私は仕事上、何人かの看護師の方と採用面接を行う機会があり、採用の合否を決めてきた担当の一人です。看護師において採用される条件が、ある一定の基準に沿っていることを発見したので、ここに記させていただきます。
 

福祉業界における看護師採用

私は昨年の4月より事業所責任者に就任致しました。事業所責任者の仕事の中には当然のことながら在籍しているスタッフの管理、シフト作成、事業所全体の運営に加えて就職される新卒や転職されてきた中途採用の方に向けて採用面接なども担当しています。私の事業所では主に介護予防に特化した施設ですが、規定により1名以上看護師を配置しなければならないため、面接担当に携わっているという背景があります。

私どもの業界、いわゆる福祉業界におきまして看護師などの医療関係者はとても重宝されます。こういう言い方すると誤解を生んでしまうかもしれませんが、介護士よりも看護師の方が重宝されます。

重宝のされ方が介護士と違います。まずはお給料の面でも介護に比べて看護は年収がかなり違います。どこの施設でも看護師獲得には力を入れているであろうと、ここ最近の動きで推測できます。ですので、看護師を取得している皆様はそれだけで有利です。ただ、看護師の中にも採用を見送らせていただくケースがあるということも事実としてあります。なぜ、看護師が重宝されていると記しておきながら、採用を見送るケースがあるのでしょうか。そこのところを考察してまいります。

自信を持って面接に挑むことが大事

これはこの資格者だけに限ってのことではありませんが、新卒の看護師はかなり有利に立てます。

施設を運営する側からの観点では、この新卒看護師が将来事業所を引っ張ってもらいたい、次世代リーダーの育成をしていかなければならないという観点があります。この観点を常に持ち合わせていなければ、施設が10年先・20年先まで存続していくのは難しいと思います。

これをご覧になっている新卒看護師の方、ぜひ自分に自信を持ってください。

履歴書を作成するときも面接するときも、自分にプライドと自信を持ちながら行動すると良い結果がついて来やすいと思います。

新卒ではなく、転職された中途採用の方の就職に関してですが、新卒に比べたら多少不利になる部分は否めませんが、全く無理というわけではありません。新卒でも中途採用の方でも採用と決めさせていただく際に共通してチェックするポイントがありますので、そこを記していきます。

専門職としての姿勢や態度を大切に

看護師というのは医療関係者です。医療関係者ということは人の命と向き合っていく関わりが増えるという意味でもあります。こうして考えてみれば当たり前ですが、しかし、この当たり前を紐解いていくと面接での採用ポイントが見えてきます。

福祉事業所における看護師の役割はとても大きなものになります。介護士等が代行できるものではありません。それだけ看護師にはストレス・プレッシャー・責任感・判断能力が問われるものになります。

なぜなら、看護師の判断が一つでも誤れば最悪の場合利用者の方が亡くなるというケースは発生してしまうからです。それが専門職としての役割だと思いますし、そうした重圧等があるからこそお給料の面でかなり高い位置にあるのだと私個人はそう感じています。

看護師の役割の重要性に関して運営側はかなり理解している方が多いです。だからこそ、面接でチェックされるポイントは「姿勢・態度」です。

これだけではピンとこないと思いますので、補足で追加していきます。

採用ポイント2の冒頭付近で書かせていただいた通り、看護師の判断はとても重要なものになります。命を扱う職種の方だからこそ、堂々としてもらいたいと思います。逆に姿勢態度が、なよなよした感じの看護師の方ともお会いしたことがありますが、少し頼りないっていう印象を相手に与えてしまいます。

利用者が発熱したというケースが起こったとして、介護士は看護師に指示を求めます。救急車を呼ぶのか、ご家族の方に来てもらうのが良いか、体を冷やして様子を見るかなど、いろんな選択肢が存在する中で状況を分析判断し、指示を即座に出せる人材が求められます。

ですので、姿勢態度がいつもしっかりしている人が求められるというわけです。私の知り合いでも看護師という立場でいながら、姿勢態度がはっきりしない看護師の方がいらっしゃいました。話を聞くと、やはり転職を重ねていることがわかりました。悲しいことにその看護師は働いて半年で心身を壊してしまい休職、のちに退職となりました。

介護士はあくまで生活を支える役割であります。医療行為や医療判断、命に関わることは看護師に頼りっきりになってしまいます。

又、看護師に比べて介護士の方が従業員の数は多いです。中には看護師が一人で施設担当をしているというケースもあるかと思います。そう聞くと、何かあった時に相談できるような先輩等がいないことは寂しいことではあると思いますが、いろんな経験を重ねながら立派な看護師になっていただければと思います。時には介護士に対してきつく指示を出さなければならない時があると思います。利用者の命を守るため日頃の生活支援はとても重要な役割を成すからです。

それゆえ、孤独を感じやすく周りの介護士スタッフから陰口を叩かれるケースもあるかもしれません。しかし、看護師の役割はあなただけのものですし、誰かが真似してできるようなことでもありません。

看護師としてプライドと信念を併せ持ち、現場で命を救う、命をつなげる仕事に取り組んでいただければと思います。看護師の方のおかげで今日も利用者の方の笑顔が見られます。これから仕事を始める方、ぜひ頑張ってください。

まとめ

何度も触れさせていただいていますが、採用面接において大切なのは「姿勢・態度」です。自分が看護師であるということ、命と密なやりとりをする職種であることに誇りと信念を持ち、面接において堂々とアピールしてください。そのまっすぐな姿勢が採用面接担当者の心に響くことができれば採用はもうすぐそこです。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop