転職はその後の看護師人生を大きく左右する。転職時には今後のことをよくよく考えてから行動するべきな理由

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#573 2019/01/29UP
転職はその後の看護師人生を大きく左右する。転職時には今後のことをよくよく考えてから行動するべきな理由
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経験が浅い看護師が転職するうえで、重要なことをリアルに記入しています。経験を活かしたステップアップの方法の参考になることを期待しています。転職を考えたら読んでみてください。
 

初めて看護師として転職する際に考えること

看護師になって数年が経過すると、色々な役割を与えられ、ただでさえ終わらない業務に、委員会の仕事がついたり、新人の教育担当を任されたり、看護研究のメンバーにいれられたりすることも多くあると思います。

ただでさえ、サービス残業が多い職業なのに、このようなボランティア業務があると、辞める同期や職員も多くなってくると思います。私の周りにも同様な内容で去っていく看護師を多く見ました。

一度辞めたい、転職したいと思うと、なかなか継続する方向で意識をもっていくのは難しいですし、辞めた看護師から、転職先について「めっちゃ給料もいいし、残業もないし、辞めて良かった。あなたもやめた方がいいよ。」などと言われると、辞めない理由がもう見当たらないという結論にいくのは当然のことだと思います。

ここでは、仕事を辞めずに継続することについては、テーマと反するので記載は致しません。むしろ転職する方向についての話をしていきたいと思っています。

辞めたくなった際に考えること

辞めたくなった時に、皆さんが考えることはなんでしょうか?

まずは現状から脱したいという気持ちが強く出て、看護師だから、どこでも就職できると思っていませんか?

実際に条件を求めなければ、どこでも就職出来るのは事実です。求人情報や職業安定所などに行かなくても、病院の前を通れば、どこかしら看護師募集の看板を出しているのをよく見ます。今の職場を辞めたくなったときに考えなければならないことは、今後の看護師としての人生です。

せっかく多額のお金と時間をかけて看護師になったのですから、その国家資格を無駄にしてはいけません。

若い人ほど、その場のノリで辞めてはキャリアに、取り返しのつかない傷がつくことになります。誰でも働いていれば辞めたくなることなんて何度も訪れます。これは普通の事です。そんな時に現状から逃げることは何の解決策にもなりません。

まず辞めたあと、自分が何科について仕事を継続したいのかを考えましょう。

外科に勤めていたのなら、その経験を活かすのも良いと思いますし、違う分野に足を踏み入れてみるのも良い経験となるでしょう。処置が少ない、もしくは無いなどの科を選択することは私からはお勧めできません。

なぜならば、処置が少ない、もしくは無いという科は、いわば経験を必要とせず、誰でも入ることが出来るということにつながるからです。確かに処置が少ない、もしくは無い環境は、楽ですし、やることも少ないので、定時で帰宅できます。

しかし、その後、もしその職場を辞めたいと思ったときに、次が見つかるでしょうか?

きっと厳しい選択しか残っていません。その為若いうちは色々な経験を積むことが、看護師人生においての強みとなります。有休消化率や離職率、給料や定時上がりなど、魅力的な誘惑が沢山あるでしょうが、いつでも行ける場所は、もしもの時にとっておくほうが無難ですよ。

次に病院の規模です。大学病院から大学病院への選択は非常によいと思いますが、大規模の病院から医院・クリニックの選択も正直、考える必要があると思います。

大規模な病院は新卒では入りやすいですが、中途で入職するのは、何か特別な能力や資格がないと厳しいと思います。

大規模病院のメリットは沢山あります。

ネームバリューや、沢山の経験を積むことが出来る。また最新の医療機器に触れることも出来、学習の機会もとても多いです。

中規模病院になると、財源に限界がありますので最新の医療機器や治療に携わる機会が少なくなってきます。

また、福利厚生についても、なんだかんだいっても大規模病院の方が長い目で考えると良いでしょう。中規模に就職していて、大規模病院に転職することはとてもお勧めです。

また大規模病院から中規模に転職を考えているとしても、その病院が最も得意とする分野で、大規模病院を上回るメリットがあるなら、それもお勧めです。

心臓に関しては○○病院とか、脳神経外科については○○病院と言うのがあります。そこで経験を積むことで、大きな病院への道も開けたりします。自分が次に行きたいと思う病院の強みをしっかりと把握しておきましょう。その経験が、もしその病院を辞めたいと思ってきたときに役に立ちます。

よく求人や募集要項に○○科を経験の看護師など書いてあります。やはり専門領域で、一般科では経験が出来ない能力は、転職に優遇されます。

転職の時期は3月末から4月初め

最後に転職の時期についてですが、辞めるのは3月末で4月初めから入職することがベストだと私は考えています。

転職したのはいいけど、まわりに知らない人ばかりっというのはメンタル的にちょっときつい場面があります。相談もしにくいし、愚痴も溢せません。既卒扱いされるので、相手は知ってて当たり前というスタンスで接してくる看護師も沢山います。そんな時に同期がいるととても心強い存在となります。

その為、4月入職だと、新人や既卒看護師の同期も沢山いますし、色々な経験の看護師とも知り合えますし現状の相談をすることも出来ます。一人で働くのも大切ですが、仲間を持つことは長く働くうえで、とても大切なことになります。

自分の経験にとって、転職先が本当にプラスになることなのか、ステップアップにつながっているのかをしっかりと考えましょう。一度楽な道を歩んでしまうと、本当にその環境から抜け出すことは難しいですよ。気づいたら、周りは色々な経験を積み大きく成長しているのに、自分は定時で帰れるだけで、何も身についていない。ということになります。これから何十年と働いていくのですから、向上心をもって転職をしていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?転職・看護師の経験について、私なりにわかりやすく説明しました。皆さんが辞めたい、転職したいという気持ちはとてもよく分かります。

転職をするうえで楽を一番に選ぶと今後の選択肢が狭くなることが理解できたでしょうか?5年10年と経験を積んでいくと、新人のころには見えなかったものがリアルな形で見えてきます。それは役職だったり、認定・特定などの専門的なものであったりもします。

疾病の話をしても、医療用語がわからないということにならないように、ある程度は経験が必要ですよ。これからの、未来ある看護師生活の糧になりますように、少しでも参考になればと思っています。

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