これから看護師を目指そうを思っている方、入職する病院をどこにするか迷っている方、スキルアップをするにはどんな病院に行けばいいの?と悩んでいる方はたくさんいると思います。よく、「新卒は経験を積むために大学病院に行くといいよ!」と言われることがあると思います。私自身10年ほど大学病院で働いたのでその経験を活かし、大学病院のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
大学病院のメリット
教育体制が充実している
なんといっても大学病院は新人、中途採用の方の教育に力を入れているところが多いです。スキルアップのための技術研修や講習会をたくさん行っています。自分が勤めている病棟で経験できない技術などを補うこともできます。これは新人看護師にとって魅力的です。
そして、新人看護師に対しての指導が手厚いです。私自身、新人指導者として日常の業務指導や講習会を行ってきました。新人を一人前に育てるためにメンターやプリセプティ制度で付きっきりで詳しく教えていました。
ただでさえ看護師の需要は高まっています。でも、看護師は辛い仕事だからやめてしまう看護師も多いんです。病院だってせっかく採用した看護師をやめさせたくないと考えています。だから、やめさせないために指導が手厚いんです。新人さんのわからないことは丁寧に教えてあげる、一緒にわからないところは調べる、なるべく業務は時間内に終わるように分担するなど病院全体で新人を育てていこうという体制が整っているところが多いと思います。
私自身も指導者として新人や中途採用の方を育てるために看護部長や師長さんと話し合って教育計画書を作成していました。
大学病院に就職してついていけるだろうかと不安に思っている方はたくさんいると思います。でも、大丈夫です。最初からできる人なんていません。教育体制がしっかりしている大学病院だからこそ基礎からみっちりと技術を習得することができます。ここでスキルアップしておけば転職の幅が広がります。
専門的な知識を得ることができる
大学病院では診療科が細分化されており、看護師も勤務している科目に特化した働き方をすることになります。
総合病院などと比べると手術件数や検査の種類も多いです。なので、勤務している科目の疾患を専門的に勉強することができ、手術や検査も最先端の物を行うので知識が身に付きます。まれに珍しい疾患の患者さんが来ることもあります。
一つの診療科に特化した病院に転職するときなどは有利だと思います。例えば、脳神経外科で働いて転職を考える際にはリハビリテーション病院からの求人や募集がたくさんヒットしたりします。
しかし、ただ働いているだけで知識が身につくわけではありません。しっかりを患者さんの看護ができるようになるために自己学習が必要です。院外の講習会に参加したりもします。自分の知識を深めたい!勉強して患者さんの看護をしっかりとしたい!という向上心がなければいけません。
給料がいい
国公立か私立かによっても異なりますが、大学病院勤務の看護師の給料はおおむね平均以上の場合が多いです。ボーナスが高かったりします。福利厚生もしっかりしていることが多いです。求人や募集を探すときに給料に重点を置いている方におすすめです。
ちなみに、私が勤務していた大学病院は基本給は平均的ですが夜勤手当と年2回のボーナスが高かったです。
大学病院のデメリット
とにかく忙しい
診療科にもよるかと思いますが、大学病院はとにかく忙しいです。手術や検査、緊急入院などひっきりなしに対応します。日勤も夜勤もゆったりと仕事をしてるということはなかったです。患者さんとコミュニケーションをたくさんとってゆっくりと仕事をしたいと考えている方にはおすすめできません。
入院在日数もどんどん短くなってきているので、「患者さんと深く関わりたい」という考えの方はリハビリテーション系の病院か内科系の病院などがいいのではないかと思います。外科系はとにかく患者さんの入れ替わりが激しかったです。
残業・休日出勤が多い
スキルアップのための講習会が多いのはいいことなのですが、その分、休日にその講習会に参加しなければならないということも多々ありました。看護研究なども行っていると必然的に休日出勤が多くなってしまいます。緊急入院もたくさん来て、急変の対応を行ったりすることもあるので大体毎日残業してました。
あと1時間で日勤終了!なんて時に緊急入院が来たり、夜勤中に「今日落ち着いてるね」なんて話していると患者の容態が急変して緊急手術になったなんてこともありました。勤務中に業務がたくさんありすぎて、勤務後に記録を行うということも日常茶飯事でした。
どうしても仕事優先となってしまうので、ワークライフバランスを大切にしてプライベートを優先させたい!という方にはちょっとおすすめできないかもしれません。
若い人が多い
これは見る人によってメリットともデメリットとも取れると思います。大学病院は全体的に年齢層は若く、独身の方が多いです。中には、結婚してお子さんもいるママさんナースもたくさんいます。でも、これは病棟によりけりです。
若い人が多いということはそれなりに病棟に活気があります。しかし、その分、中堅層が充実していないことが多いかもしれません。その年代って結婚や出産があったり、自分の看護観がしっかししてくる頃なので進路を考える年代なんだと思います。なので、やめていく人が多い気がします。
若い人がたくさんいても全然気にならない、むしろそっちの方がいい、同じ年代の人がたくさんいた方がいいなんて思っている方には働きやすい環境だと思います。
若い人ばっかりだと話が合うか不安、若い人ちょっと苦手、ベテランさんがたくさんいた方がいいなんて思う方は違う病院のほうが合うかもしれません。
こればっかりは就職してみないとわからないので、転職サイトなどで求人や募集を探す際に「どんな年代の方が多く働いているのか」と聞いてみるといいと思います。転職サイトの方はすごく親切なので教えてくれます。
まとめ
私が10年間大学病院のICU、急性期外科病棟、脳神経外科病棟で勤務して感じたことを書いてみました。
新人の方にはぜひ大学病院で基礎をしっかり身につけて技術を身につけてほしいと思います。
大学病院への就職を迷っている方、ぜひ参考にしていただければと思います。
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