看護師の就職や転職活動に必要なものや必要書類

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#551 2019/01/07UP
看護師の就職や転職活動に必要なものや必要書類
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看護師を目指す学生さんや社会人の皆様、就職する前も実習や勉強で大変かと思います。学生の方はゼミ等の卒業研究、国家試験、実習をこなす中で、就職活動を行わなければなりません。社会人から看護師を名指される方も就業しながら活動される事と思います。

終業後も様々な難関が待っていますが、まずこの就職を決める「就活」は今後の看護師人生に関わる働く環境を決める大事な通過点になりますので、一緒に学んでいきましょう。

看護師の就活って他とどう違うの?

就職活動と聞くと、エントリーシートを書いて、インターンシップに参加して、何社か面接をして・・やっと内定。そんなイメージですよね?

看護師の医療業界と一般の企業の就活の違いは、「内定が絶対ではない事」だと思います。

通常の一般企業ですと、「内定」を頂ければ、在学中に余程の事がない限り、卒業後に就職は可能です。しかし、皆様が目指す「看護師」は国家試験の合格が就職に必要なメインのパスポートとなります。

つまり、どんなに頑張って良い病院等の就業先に内定を頂いても、「看護師」になる事が出来なければ働く事は出来ません。

採用を行っている病院や施設等の就業先にもよりますが、国家試験に落ちてしまうと内定が取り消しになる事も多いです。中には、看護助手として就業可の就業先もあります。その為、就職活動も一つの通過点になりますが、「看護師」の場合は他の一般企業の就職活動と異なり、国家試験がある分、時間と労力を投資して「就活」だけに全力をかけてはいけないのです。

ポイント① 看護師は内定がゴールじゃない!! 就職も勉強も頑張りましょう。

また、社会人から看護師を目指される方だと、「准看護師」になりたいという方もいらっしゃると思います。

「正看護師」と「准看護師」の違いは、国家資格か都道府県の資格かです。正看護師は国家資格なので、国家試験に合格しなければ就職出来ません。

それに対して准看護師は、都道府県の資格なので国家資格ではありません。その為、国家試験ではなく都道府県の資格になります。なので、准看護師は都道府県の試験に合格すれば合格となり、免許が発行されます。

ここで、看護師の免許が2種類ある事はお分かり頂けたと思います。

まず、就職活動をする前に就業先の募集条件を見て「正看護師のみ可」なのか「准看護師可」なのかを確認して下さい。

そして、自分が目指す免許でその就業先に就業が出来るのかを確認して下さい。

ポイント② 就職活動前に希望就業先の募集要件を確認しましょう!

あと余談ですが、私が就活していた時は一般企業と違い、基本的に掛け持ちで面接を行うのは医療業界ではあまり印象が良くないと聞きました。

1つの病院を受けて、ダメなら別の所という流れです。その為、いくつも同時に病院に応募するのはあまりお勧めしません。学生さんなら、学校の先生に相談してみてください。

人気のある病院等は決まらない事もありますが、基本的には一般企業と違って看護師の就職活動での就活はそこまで大変ではないです。メインは国家資格なので。

看護師の就職活動でのポイント

全項目で「看護師の就業」に必要なのは、まずは国家資格か都道府県の看護師免許の取得が必要な事をお話しました。

国家資格や都道府県の看護免許の取得は、「就活で内定」を貰う事と合わせて行う準備です。(今回、国家資格の勉強の仕方等は割愛します。)

次に、具体的に就職活動でのポイントを見ていきましょう。

1.面接について

看護師になる為の就活において、「面接」は他の一般企業での就活と変わりはありません。服装はスーツですし、髪の長い方は1つにまとめるのも同じです。
(服装、入退室の仕方、言葉遣い等は面接のコラムを参考にしてください。)

面接は、大体の病院は面接での設問が例年同じような内容の事が多いです。

その為、インターンシップや病院説明会等に参加して病院に就業されている先輩の看護師に直接面接での設問等を確認すると良いと思います。

例として実際に私が面接で聞かれた内容や友人・知人が聞かれた内容の一部を記載します。

  • 今まで体験した辛かった体験と、それをどう克服したか
  • 学生時代の実習での体験と学び
  • あなたの看護観を教えてください
  • 将来、どのような看護師になりたいか
  • 卒業研究のテーマと選択した理由
  • ストレスを感じた時の対処法
  • 休みの日の過ごし方
  • 今まで行ってきたアルバイト
  • あなたの長所と短所、そう思う理由
  • 学生時代に頑張った事
  • 当病院のインターンや病院見学に参加したか など


看護師はやりがいがある仕事ですが、病院に就業してすぐの「新人看護師」時代は覚える事も多く、就業に慣れない等の理由で「辛い」「ストレスが多い」「休めない」「勉強が大変」「職場になじめない」等の様々な苦悩が出現するのも事実です。せっかく就業出来て、「看護師」として働けても早期退職等をして、別の就業先に転職をする等の人も多くいるのが現状です。

どの施設・病院も「早期離職者」を出さない為に、研修等を充実させたり、面接時の質問で「ストレス対処能力」「適応能力」を判断して部署を検討したりしています。

つまり、就職活動時の面接では少なくとも「困難やストレスがあった際の処理能力・対処行動」に関する内容は聞かれると思って下さい。自分なりの答えを用意しておく事をおススメします。

また、面接時の受け答えではっきりと話す、明るく話す、元気よく話すは重要です。看護師は体力が必要ですが、人と関わる上で「優しさや明るさ」も求められてきます。

患者さんは、よく看護師を見ています。

「今日は、○○さん疲れた顔してるね」と言われてしまうのか・・・
「○○さんの顔見たら、元気になってきた!」と言われるかは、あなたの元気と明るさにかかっています。就職前から心がけておくとベストです!
「明るさ、元気さ、真摯さ」は、終業後に先輩看護師にも同期にも患者さんにも好かれる大事な要素です。

ポイント③是非うちに来てください!と言われるような「元気で明るいあなた」になりましょう

履歴書について

履歴書も一般の就業活動と同じです。
(細かい書き方等はコラムの履歴書を参考にしてください。)

面接時に学生時代に打ち込んだこと等を聞かれる場合もあるので、資格欄には看護関係の資格やTOEIC、漢字検定等何か記載出来るものがあると良いですね。
(※私は、医療系の日本赤十字社の救急法 救急員免許を取得して記載していました)

普通自動車以外の資格がない!なんて看護学生の方は、上記の資格は看護の勉強とも重なるので、余裕があるなら在学中に取っておかれると良いかもしれません。

また、社会人経験者の方は、職務履歴書が必要になってきます。

応募書類に不要と記載されていても、同封されると親切だと思います。
これは、病院の採用担当の方に聞いた話ですが、学生さんは比較的に応募書類に必要な「添え状」等をしっかり記入していますが、社会人経験の転職の方で書類のみを送る方が多くて困ると話していました。

医療業界の就職活動は、一般企業等と比べて内定を貰いやすい環境があるので、学生時代の就活や転職活動時に「添え状」「お礼状」は書いた事がない方も多いかも知れません。
(私の学生時代や病院の先輩も、添え状やお礼状まで作成した事のある人は少なかったです)

あまり影響はないかもしれませんが、募集が多く人気のある病院等に応募される方は、印象にも関わる事があるので、マナーを考えて履歴書等の書類作成時には、きちんと「添え状」「お礼状」を作成する事をおススメします。

ポイント④ 応募書類には添え状を。書類選考後や面接後にはお礼状を出すとベスト!

3.自己PRについて

この項目も一般企業の就職活動と変わりないです。(就活サイトを参考に)
自己PRは大事な要素です。
どうやって書いたら良いか、正直分からないという方にアドバイス。
簡単に言うと、「私を採用したら病院にとってこんなに良いメリットがありますよ!」と採用先に伝えるのが自己PRです。

例えば・・・

  • 学生時代から一生懸命学業に打ち込んできて、勉強するのは苦ではありません。継続が出来ます。
    (看護師って就業してからも沢山勉強が必要になりますので、アピールポイントです)
  • 元気で明るいので、いつも周りを笑顔に出来ます。
    (こんな内容でも、だから患者さんの安らげる場所を作れます!という意味ではアピールポイントですよね)
  • いつもどうしたらより良くなるかを考えて行動している
    (自分で考えられる看護師は重宝されます。より良い治療の為、患者さんの為・・これもアピールポイントですね)


そうですか?いくつか例を挙げましたが、難しく考えなくても大丈夫ですよ。
内容も大切かもしれませんが、自身をもって自己PRが言える方がもっと大切です。
自身をもって!

最後に・・良い職場を見つけるためには!?

看護師という命と関わる素敵な職業を選択をしたあなたに。
ちょっと先に看護師になった私からアドバイスです。

これから国家試験、就職活動、卒業研究・・沢山経験して、あなたは憧れの看護師になります。でも看護師になった後、新人のあなたには「辛くて、悲しい事」があるかもしれません。

若しくは転職をされた方・・新しい職場は思っていたのと「違う」出来事があるかもしれません。

けど辛い時にも、必ず見ててくれる人は絶対に居ますよ!
在学中の学校の先生、同期、先輩、患者さん・・・
色々な所であなたを見ていてくれます。

「辛い!看護師を辞めたい!転職したい!」と思ったら、
「誰かが自分の努力を絶対に見ていてくれている」と思い返してくださいね。

努力は無駄にはなりません。国家試験、就職活動、転職活動、頑張ってくださいね。皆様が少しでも看護師の夢に近づきますように!

まとめ

いかがでしたか?

看護師という資格も取得方法が2種類あって、まずは就活前に応募条件の確認が大事な事もお分かり頂けたと思います。就職活動は大事ですが、国家資格等のメインパスポートの取得への勉強も忘れずに力を入れていく事が看護師の就職のポイントですよ!

既に資格をお持ちの方は「添え状」等の社会人のマナーや今までの経歴を伝える自己PRに力を入れてみて下さい。元気に明るく、堂々とが成功のポイントです!

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