「眼科看護師」は特殊な科であるというイメージが強いですが、一方で、ブランクが長い看護師さんや、子育てなどに忙しくて少し楽な仕事に転職したと考えている看護師さんに最適な職場でもあります。そんな「眼科看護師」について詳しくお話ししたいと思います。
眼科で働くと、どんなメリットがあるの?
①高度な医療処置が少ない。
「眼」という特化した部位に限られますので、高度な医療処置に携わる機会がほとんどありません。看護師が通常行う「採血」「点滴」「注射」なども、まったくないわけではありませんが、ほとんどないと言ってもいいでしょう。
②清潔な仕事である。
看護師の仕事は一般的に「不潔」な仕事が多いとされています。しかし眼科ではそのような仕事はほとんどありません。入院施設があるクリニックもありますが自分で動ける人が大半ですので「排泄介助」「体位変換」「清潔介助」「食事介助」などの処置を行う機会は、まずないと言ってもいいでしょう。
③仕事内容がルーチン化しており、覚えれば楽。
急変などもまずないですし、仕事内容がルーチン化していることが多いため、覚えてしまえばかなり仕事は楽です。重労働が無いので体力的にも楽だという点も魅力ですよね。
④夜勤が無い施設が多い。
施設によっては夜勤がある場合もありますが、その場合でも夜勤で行う仕事がほとんどないため、仮眠が十分とれる「当直勤務」となっている職場がほとんどです。
⑤残業が少ない施設が多い。
大規模なクリニックなどの中には例外もありますが、ほとんどのクリニックは予約制ですし、急患もないため定時で帰宅できるのが一般的です。
眼科にもデメリットはあるの?
①仕事内容が特殊。
一般的な看護業務とは違い、検査業務が主体になります。視力検査の他、眼科特有の「眼圧検査」「眼底写真」「OCT」などの器械の操作を行わなければなりません。また器械を多く扱うという眼科の特徴により、電子カルテ化されておりパソコンをフル活用する施設が多いように感じます。パソコンの操作が苦手だという方にとっては、ちょっと大変な職場になるかもしれません。
②お給料が少なめ。
夜勤や残業が少ないという特徴により、お給料が少なめである施設が多いようです。また、仮眠が十分とれる「当直勤務」の形態の場合、夜勤手当よりも支給額が低くなる可能性があります。
③看護師としてのスキル低下が懸念される。
先述したように看護師特有の仕事が少ないため、看護師としてのスキル低下が懸念されるという心配があります。特に新卒で「眼科」のみの経験しかない場合、次の転職先の選択肢がかなり狭まってしまう可能性があります。
④選択する施設によっては忙しい場合もある。
大規模な眼科クリニックの場合、外来業務に加えて、病棟業務や手術室業務にまで携わることを要求されたり、残業が多かったりする場合があります。「眼科だからすべて楽」だと思いこんで転職先を決めるのは危険です。
⑤求人の募集自体が少ない傾向がある。
眼科クリニックは、その数自体が限られており、仕事に慣れた看護師は、あまり転職しないようです。これにより求人の募集自体が少ない傾向があるようですね。眼科で働きたいと思っても、都心部ならまだしも地方では転職先を見つけるのが難しいかもしれません。
あなたは眼科看護師にむいている?
あなた自身は眼科看護師にむいているのでしょうか。眼科看護師に最適な看護師の条件を集めてみました。ぜひチェックしてみましょう。
①人とコミュニケーションをとるのが好きである。
すべての看護師にはコミュニケーション能力が要求されますが、特に眼科看護師にはそれが強く求められます。例えば、視力検査などは、患者さんが見ようとしなければ、良い結果が出ません。眼科看護師には「やる気のない人」や「集中力のない子供」「思い込みの強い人」「神経質な人」などをうまく誘導し励ましながら、正しい検査結果を導き出すことが求められます。コミュニケーションをとるのが好きでなければ務まりません。
②器械操作やパソコン操作が得意である。
デメリットの項でも記載したように眼科で働く際には、これらの操作が必要不可欠です。逆に得意な方はゲーム感覚で楽しみながら、お仕事ができるかもしれませんね。
③医師や他部署のスタッフとの関り方が上手。
眼科クリニックにはORT(視能訓練士)という他の科では接する機会のなかったスタッフが存在するのが一般的です。ORTは眼科検査のプロであり眼科に関しては知識も技術も看護師よりも勝っているのが通常です。また眼科に関わらずクリニックでは医師の診察介助に携わる機会が多いため、医師との関係性は重要なポイントになります。ましてや手術室勤務が要求される場合には、緊張感を保った状態で長時間関わる必要があるため、尚更でしょう。医師やスタッフとうまく関わることは、仕事をやりやすくするための必須事項だと言えそうです。
④点滴や採血がうまい。
以外だと思われるかもしれませんが、点滴や採血がうまいというのも眼科看護師に向いている条件の一つなのです。眼科専門の看護師は点滴や採血の機会が少ないため、あまりうまくない人が多いようです。もし、あなたが点滴や採血が上手なら、血管の出にくい患者さんが来院された時にとても重宝されます。採用の条件としているクリニックもあるようですよ。
⑤クレーム処理や説明、指導などが上手。
眼科クリニックでは、待ち時間が長いなどのクレームが多い傾向があります。また「見える」という本人がもっとも自覚しやすい症状が阻害されるため、見え方に対するクレームも少なくありません。これらの対応や、手術や処置に対する説明や指導などが上手だと医師からの信頼も得やすくなります。!
まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたは眼科看護師になれそうですか。やってみると案外おもしろいですし、奥が深いですよ。ぜひ興味のある方はチャレンジしてみて下さい。
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