看護師が転職をする際に興味を持った病院が絞れたら実際に応募をする訳ですが、 いったい何件ぐらい応募するのが良いのでしょう?平均応募病院数や、選考通過の確率をお伝えします。
慢性的な看護師の需要状況、でも侮るなかれ!
看護師の求人状況として、まさに市場としては売り手状態です。
慢性的な看護師不足と言われるなか、看護師の需要は今後もますます高くなっています。
しかし、看護師としての仕事に変化が起きているのも事実です。
診療が専門的、かつ細分化された
例えば、診療の専門家・細分化がなされたこと。
厚生労働省の通知によって2008年から診療科の表記方法が変更されました。
それまでの「内科・外科」などの大まかな分け方から
- 患部の部位ごとの分類(胸部・頸部・頭部など)
- 疾病や病状の名称ごとの分類(腫瘍、癌、感染症など)
- 患者の特性による分類(周産期、新生児、小児など)
- 医学的処置法による分類(心療、形成、薬物療法など)
となりました。
大学病院や規模の大きい総合病院では、このような表記をする所が増加し、より専門化・細分化され高度な知識と技術が必要とされています。
看護師としての仕事内容・責任感においてはかなり負担が大きくなりますが、やりがいはあります。これらのことから、スキルアップしたい方にも適した求人はかなり多いと考えます。
介護関係の仕事が増加
もう一つは、高齢化社会に対応した介護関係の仕事が増加したことがあげられます。少子高齢化社会が進むにつれ、増加した高齢者をケアする人材が必要となっていますので、今後の看護師の仕事は医療補助という技術よりは、介護がメインとなります。
現在は、病院などでの就業が圧倒的に多いですが、今後は介護施設や老健などでの就業機会がもっと増えてくるでしょう。今回は、一般病院に限った状況でお話しします。
少し前の話になりますが、2006年の診療報酬改定により「7対1入院基本料」が新設されました。
病院を経営していく上で看護師の確保は、今後を左右しかねない状況となっています。そのため、ベッド数を多く持つ大学病院や国公立など、規模の大きな病院は看護師募集に力を入れています。
看護師の人数が少ないと「7対1の看護」を維持できない訳ですから、病院側も必死です。国公立を含め総合病院で働きたい方は、新卒の看護師さんに限らず、転職という意味でも4月入職の求人募集は数も多く、幅広く探せます。
ひと昔前と違って受験資格の年齢が、格段に上がっています。
総合病院という面で、病棟間や外来などの異動は付いて回りますが、自分のキャリアアップにもつながり、将来の見通しも広くなるでしょう。
就職しやすい時期っていつ?
一方で、転職するとしたら、それぞれ夏・冬ボーナスの支給が終わった後も、就職し易い環境にあると言えます。
現場でも、その傾向が大きいと感じます。
再就職活動をする上でも資金は必要だし、併せて看護師はやはり体力勝負です。
「次の職場に移る前に、ちょっと一息つきたい!」といった理由で、ボーナス支給後の現場では、スタッフ不足に悩んでいるという一場面もあります。では、地方の病院や中小病院は、この診療報酬改定の「7対1入院基本料」が実施されて、どんな状況だったかというと、国公立や大学病院、総合病院以上に看護師不足に悩んでいるのが現状です。
看護師不足のため、病棟を閉鎖しベッド数を減らすことで「7対1の看護」の条件を確保するなど、苦肉の策で現状を乗り切っている病院も多いです。
では何件くらい応募すればいいの?
「ベッドを持っている」。つまり、病棟のある病院では、慢性的に看護師不足に陥っていると言っても過言ではありません。転職活動において、情報収集がある程度集まり、自身が興味を持った病院が絞れたら実際に応募をする訳ですが、いったい何件ぐらい応募するのが良いのでしょう?
ひと昔前の考え方なら、さまざまな条件を考慮した上で、ひとつの施設に絞り、その施設に応募し面接もしくは試験を受けます。その後、もし不合格であった場合は、次の施設を探し応募するという流れが主体でした。
しかし、それは新卒採用の場合に限るようです。
実際、私も新卒採用の就職活動の時は、その流れに沿いました。なので、転職活動時にもそれが一番の方法であろうと考えていました。
しかし、昨今は違うようです。
転職時には、複数の施設を併願し内定をもらった中から、自分に一番合いそうな施設に入職するという方法が一般的です。
複数と言えば幅がありますが、近年発表された看護師の求人倍率は約3倍とあります。つまり、看護師一人に対して3つの求人があるということです。
需要が多く病院を選べるわけです。
ですから、これらのデータに沿って、3施設程度に絞り込み応募することが望ましいです。不明な点があれば問い合わせてみることです。
病院見学の大切さ
それと、心機一転、気持ちも新たに転職した病院で働くなら、明るくきれいな所で働きたいなど病院の雰囲気が知りたい場合や、応募する病院について詳しく知るには、自分の目で確かめる!これが一番大切です。
そこで、病院内の見学を希望しましょう。
中には、面接と併せて病院案内をする場合もありますが、それは別として取りあえず見学だけ先にしてみましょう。
その際に注意して見るべきことをいくつか挙げます。
病院の興味がある部分をチェック!
まずは、自分自身が何を求めてこの病院に興味を持ったか?を思い出しましょう。
情報だけでは伝わりにくい実際の看護の現場を、自分の求めた内容に沿って見学をします。
例えば、人間関係はどうなのか?スタッフの対応はどうか?などです。
廊下ですれ違った時に会釈や挨拶を自分からしたとしましょう。
自然に応じてくれましたか?
スタッフ間の声掛けができていれば、なんなく応対できます。
来客に対して、挨拶がしっかりできているか注意して見てみましょう。
設備の内容はどうか?
急性期病棟で働きたい場合、見学時に設備の内容を確認してください。
- 最新の機器で、看護が行えるのか?
- 機器は、目新しくなくてもそれを補う看護力があるのか
など、自分の興味がある分野の内容に気を付けながら、見たり聞いたりすると良いです。
まとめ
先にも述べた様に、看護師求人市場は売り手状態で、膨大な情報であふれかえっています。
国公立病院や大学病院では、最先端の医療を学べる機会があります。
一方で中小病院では一通りの看護・技術が習得できます。
その上でさらに何を求めるか?
そこを探し出す、見つめ直すことも自分に合った求人情報を見つける上で大切なポイントです。どの分野でも看護師として働く意思があれば、自分のスキルを活かす場所は必ずあります。
みなさん希望を持って頑張りましょう。
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