看護師は対人関係を基盤とするお仕事です。そのため、看護師として就職・転職をする場合に、実際に会ってその人の人物像を評価する面接はとても大切です。
ここでは、その面接に関するポイントをご紹介します。
面接に臨むときの身だしなみ
看護師としての採用試験に臨むとき、どのようなことに注意をして身だしなみを整えますか?
一般的に思われるのは、いわゆるリクルートスタイルでしょう。黒のプレーンなスーツ、襟付きのシャツ、肌色ストッキング、黒の靴に黒のリクルート鞄が定番といえば定番です。
これで新卒の場合には、まずは問題ないのですが、既卒の場合には、年齢によってこのままでいい、という場合もあれば、もう少し現実の自分のスタイルに近いものでもよい、ということもあります。
たとえば、40歳近くになった方が再就職や転職のために面接試験を受ける、というとき、このままのスタイルではかえって浮いてしまいます。派手なシャネルスーツなどはもってのほかですが、落ち着いた色合いの無地もしくはそれに近い大人しいイメージのスーツで十分です。
服装のなかで、気を抜きたくないのは靴です。歩くとき、コツコツと音のする靴を選んでいませんか?プレーンなスクエアタイプの黒靴を選んでいたとしても、案外歩いてみると音がする、ということもあります。病院には音のする靴は似合いません。
メイクや髪型、髪の色についても気を配りましょう。ナチュラルメイクであることは当たり前ではありますが、だからといって、化粧をしないでいく、というのも社会人としての身だしなみには適していません。また、自分にとって普通のメイク、と思っているメイクが他者にとっては、普通ではない、ということもあります。特に、まつげのエクステンション、濃いアイライン、不自然なほどのチークなど望ましいとはいえません。さらに、長い髪の毛はまとめておくのは当たり前ですが、案外前髪のことを忘れがちです。前髪はすっきりとさせておきましょう。加えて、髪の毛の色は自然な色に。明るい色の髪の毛は、色見本などでチェックをする病院もありますので注意をしましょう。
また、既卒で転職を考えている方は、年相応のメイクや髪型、髪の色にするとよいです。案外、自分のいる病院ではここまで許されているから大丈夫、と思っていると、その基準が不適切であったり、フレッシュさを感じさせないものであったりすることもあります。
さらに、地方の病院などにおいては、このようなことも気にするの?と思うようなこともあります。試験官は自分よりも年齢が上、異なる価値観を持っている方々、ということを考えて、基準は自分、ではなく、面接官の方々に合わせて、ということが大切です。その人の立場になって考える、これって、看護師は得意のはずですよね。
面接を受けるときの態度
面接を受けるときの態度は、服装とともにチェックをされています。試験官の手元には、こういった服装や態度、マナーなどを評価する項目があり、他の試験官の質問に答えている間、他の試験官は細かくこれらをチェックしている、ということも。ですので、態度にも注意をしましょう。
面接時の態度で一番大切なことは、質問をした相手の方の目を見て、適度の声の大きさで話す、ということです。
まず、相手の目を見ることができるか、ということは、対人関係スキルを見るうえで、とても重要なポイントとして試験官は考えています。どうしても相手の目を見ると緊張する、という場合には、相手の口元やネクタイの結び目などを見るとよいでしょう。相手の目を見ているかのように見えやすいためです。
加えて、適度の声の大きさも必要です。声があまりにも小さいと、相手の方に聞こえづらく、消極的な印象を与えがちです。逆に声が大きいとよいというものでもありません。声が大きすぎると、場をわきまえていない、という評価にもつながります。ハキハキして元気がよい、というのと、声が大きすぎる、というのは異なります。
また、集団面接の場合、他の受験生が話しているときの態度にも気を付けましょう。
自分が質問をされているときには、緊張し、姿勢も正して、質問者の方の話にも十分注意を払っていることでしょう。しかしながら、他の受験生が話しているときには、その緊張の度合いが少しだけ下がる、ということもありえます。ですが、そういったときこそ、試験官は態度を観ています。他者の話をきちんと聞くことができているか、背筋を曲げた姿勢で聞いていないか、など観ているわけです。ときには、端から順番に指名され、答えている、と思っていたら、急に、一番左の人、などと言われて、指名されることもありますので、他の人が何をどのように話しているのか、関心をもってきちんと聞いておくことも必要です。
面接時の質問に対する応答
これがもっとも困ることかもしれません。どのような質問があって、それにどう答えればよいか、頭の痛くなることでしょう。
想定した質問、たとえば、あなたはなぜ看護師になろうと思ったのですか、とか、なぜこの病院をなぜ選んだのですか、とか、〇〇病棟を志望していますが、それはなぜで すか、といった質問はごく当たり前にあることです。
こういったことは、きっと想定範囲内で、これに対する答えはあらかじめ準備をしていることでしょう。このような質問に対する答えについては、試験官は特別に引っかかることがない限りは、そう重視していないこともあります。
たとえば、1日看護体験やインターシップに参加した時の看護師さんが…、などという答えは、ごく一般的な受験生の答えですので、さらっと聞き流してしまわれることも多いです。
また、履歴書に書いた内容についても質問をされるのは当たり前のことです。ですから、提出した履歴書のコピーは手元に置いておき、想定問答集を作成しておくのも一つの手です。その問答集を作成したら、信頼できる第三者に確認をしてもらうとよいでしょう。自分では気づかなかった質問や、答えに関する印象などを教えてもらえるかもしれません。
最も大切なことは、誠意をもって答える、ということです。答えようのないような質問をわざとしてくる試験官もいます。どぎまぎさせて、受験生の反応を見る、ということもあります。そういったときにこそ、素の受験生の姿がわかる、と考える試験官もいます。ですが、恐れることはありません。誠意をもって一生懸命答えれば、その誠意は通じます。試験官は人を見る目を持ったベテランのはずですから。ある意味、適度な緊張のなかにもリラックスをして対応をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
面接は、履歴書などの書面と関係が深く、また、書面同様重要なものです。ですので、これまでも看護大学・看護学校を受けたときとかに経験しているから大丈夫、なんて思わず、基本に戻って一度確認をしておくとよいでしょう。
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