看護師を目指す皆さんが、新卒で病院を選ぶときの注意点や面接のポイントをお伝えします。また、ライフイベントの妊娠出産も踏まえた就職転職のポイントもお伝えします。
人生初の就職先の決め方
看護師のみなさんは、自分の就職先をどのようにきめますか。たくさんの実習経験をし、国家試験のためにたくさん勉強してきたみなさんは、自分の得意分野と苦手分野が明確になってくると思います。
例えば、脳や血液の分野は苦手だけど、呼吸器の分野は得意というようにはっきりしてくるように。私自身も、脳や血液の分野はとても苦手で、実習中でさえも苦痛と感じていました。逆に、小児や、精神の分野は大好きで、実習もあっという間に終わったと感じるほどでした。
私が就職先を決める際に、重点を置いたのは、2つです。
ひとつは苦手分野に配属されない病院を選ぶこと。就職し、看護師になれば、必然的に疾患の勉強は必要になります。苦手な分野を仕事をしながら勉強することは、精神的にも厳しくなり楽しく仕事ができないと思ったからです。
ふたつめは、募集されている病院を訪問する。実習先の病院のことはよくわかると思いますが、実習先ではない病院のことは分からないので、新卒見学会などに自分から応募し足を運びます。実際に、病棟を見学したり働いている看護師の姿を見ることができると思います。病気や施設によっては、意見交換会や質疑応答タイムを設けてくれるでしょう。そのような時間を設けてくれる際は、積極的に質問し発言します。この際、たくさん質問しておくと印象付けられるので、就職した際に「病院見学会に来てくれたあの子ね」と好印象に受けとめてもらえます。
面接の時の注意点
どこの病棟に、なぜ勤めたいのかをはっきり伝えることが大切です。先ほど述べたように、自分の得意分野であること、新卒募集の病院見学会での印象的だったエピソードをのべます。また、病院見学会で理想的な先輩看護師をみつけたら、その方と一緒に働き看護師としてスキルアップしてきいたいことを伝えるとより、採用率は高いのではないかと思います。
就職してからの働き方
なるべく看護技術を身につけられるよう、急変時や珍しい看護技術は率先してやらせてもらうことが重要になります。これは、転職するときにできる看護技術が豊富であればあるほど転職先はたくさんあります。私は、看護技術がほとんど必要とされない病棟であったため、看護技術がほとんど身に付きませんでした。転職するにも、自分の自身に自信がなく技術をもとめられない病院を探したり、分野を変えたりしなければならず、失敗したなと今でも反省しています。そして、たくさんの勉強会に参加し知識を身につけることも大切です。資格も取れるものはたくさんの取得しておくと、転職時に優位になりますし、給料の相談もしやすいと思います。
結婚や出産のライフイベントに合わせて転職先を考える
独身時代は、自分の看護師としてのスキルアップに重点を置いて働いていたと思います。しかし、結婚すればパートナーとの生活を成り立たせるために、洗濯や料理人などといった家事も必要になります。自分だけの時間ではなく、パートナーとどのように将来設計をしていくか、よく相談する必要があります。
また、女性の場合は妊娠出産のライフイベントがあります。就職先が、就職後何ヵ月で産休が取れるのかも確認が必要があるです。就職してから産休が取れないとなると、体も家計にも影響すると思うのでしっかり確認することをおすすめします。妊娠期はつわりや体力的に厳しい場面が多いため、職場の労働環境に重点を置いて転職先を考える必要があります。
そして産後は、育児休暇がどれぐらい取れるのかも大切です。
職場に託児所が併設されていれば働きやすいですが、託児所がない場合、保育園探さなければなりませんが、住んでいる地域によっては保育園に入りにくい場合もあるので注意が必要です。また、子どもが体調を崩したときに、子どもの世話をしてくれる家族が、近くにいるかも大切です。近くにいない場合は、自分が仕事を休むかパートナーが仕事を休まなければなりません。
職場に育児経験のあるスタッフがたくさんいて、理解のある職場ならば休みやすいですが、とても気を使うので、この点も重要だと思います。理解の乏しい職場だと働きずらく、継続して働くのが困難になり転職を繰り返すことになるので注意が必要だと思います。
結婚出産を経て現在の私の働き方
私の場合は、近くの保育園に預けて日勤のみのパートとして働いています。近くに旦那の実家もあり、近くでサポートしてくれる家族もいるため助かっています。しかし、独身時代のように正社員ではないため給料も格段に下がりましたし、ボーナスもありません。家庭の収入源は、ほとんど旦那頼りです。子どもの教育費は自宅のローンなどを考えてると、やはり正社員で働き稼げた方が家庭の負担は軽減されるかもしれませんが、育児に重点を置いて生活したいと家族と相談して決めました。
まだ間に合うならば保健師も取ると便利
学生の方でしたら、看護師資格だけでなく保健師免許も取得しておくことをおすすめします。私も保健師経験がありますが、保健師は日勤のみで過重労働も少ないため、女性ならば、妊娠出産などのライフイベントにも対応しやすいと思います。保健師免許も取得しておくことで、転職する際に幅がひろがり就職に悩む必要がありません。国家試験を同時に2つ取得することは大変だと思いますが、自分自身の人生の幅を広げライフイベントとと両立させるためには取得することをおすすめします。
まとめ
看護師として、長くやりがいを持って働けたら幸せですよね。ライフイベントを問題点とするのではなく、両立できる方法をみつけて看護師として働けるようご参考にしてみてください。
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