看護師を目指す皆さんが避けて通れないのが面接。苦手な人も多いことでしょう。ここではそんな面接の準備から本番にいたるまでのポイントを紹介していきます。
面接前の準備
情報収集
なんといってもこの情報収集は欠かせません。就職、転職するにあたりその病院についての情報は集めると思いますが、いざ、面接を受けるとなるとそれについても情報を持っているかどうかで自分のモチベーションが変わってきます。
まずは、どのような部屋で行われるのか。扉が引き戸かどうかや、部屋の広さ、自分の座る位置と面接官の位置までわかれば、実際に面接を行うときに焦らずに行動できます。また、質問される内容についても知っておく必要があるでしょう。事前に準備しておくことでいざ質問されたときに困惑することはありません。
ここでポイント!:質問の答えを考えるときは自分らしい言葉、内容にする。
質問に対して答えた内容にさらに質問をしてくることはよくあることです。そのため、自分の解答を考えるときはより深く聞かれてもこたえられるよう、ネットや
友人の答えではなく、自分の考えをそのまま言葉にするほうがよいでしょう。
これだけは準備しとくべき質問!
- なぜ、看護師になったのか
- どのような看護師になりたいか
- もしここに就職できなかったらどうするか
- 最後に聞きたいことはありますか
最後の2問は直接看護師とは関係ありませんが、社会人としてのとっさの対応力や、病院に対する興味・関心があるかどうかを試しているものになるので答えられるようにしておいたほうがよいでしょう。
予行練習をする
家族や友人、学校の先生などだれでもよいです。とにかく実際の面接場面を想定して練習をしてみてください。意外とこういう時はどう動けばいいんだっけというようなことがあると思います。ここで役立つのが上にあげた情報収集。集めた情報に沿って面接を進行してもらうと同時に、情報にはなかった質問もしてもらえると実際の面接で想定外の質問が来た時に対応する練習にもなります。
また、自分の書いた履歴書の内容についても質問された場合にこたえられるよう、この場で練習させてもらえるとよいでしょう。
ここでポイント!:作法にも気をつけよう
ドアの開け方、椅子の座り方など気を付けなければならない点は数多くあります。そこで面接官役とは別に、もう一人第三者の目線で見てくれる人がいると自分や面接官役の人が気づかなかったことに気づいてくれることも!
実際に病院に行ってみる
可能であれば面接日と同じ曜日、時間に病院へ行ってみてください。
公共交通機関は数多くの方が利用するため、その日、時間によって混雑状況が異なります。実際に行ってみることで当日人の多さに圧倒されることなく、余裕をもって行動できることでしょう。
ここでポイント!:第2、第3の移動手段も考える
公共交通機関を使用する場合は、第2、第3の移動手段も考えておきましょう。公共交通機関は突然止まったり、遅れたりすることがよくあります。遅延証明をもらえばいいとの安易な考えではいけません。社会人にとって遅刻は厳禁です。余裕をもって到着できるように考え、必要であれば、近くのホテルに泊まるなどの対策もしましょう。
必要なものを準備しておく
スーツはもちろん、筆記用具などが必要なことも病院によってはあると思います。
必要なものは病院からくる案内にあると思いますが、当日ではなく事前に準備しておきましょう。
体のリズムを整えましょう
実際に面接の当日に起きる時間に起き、朝食を食べるという習慣を1週間ほど前から行い、体を慣れさせましょう。
面接中に眠くなったり、おなかがすいてしまったりすると集中力が削がれてしまいます。
自分の体もしっかり準備して臨みましょう。
面接当日に行うこと
自分の性格に合わせて起床しましょう
余裕を持ちたい人は余裕をもって、時間があるといろいろ考えてしまうという人は、準備に必要な時間を逆算して起床しましょう。
ここでポイント!:準備が大切
ここでも大切なのは準備です。
必要なものは前日に準備しておき、当日は着替えてすぐに出られるくらいの状態にしておきましょう。当日の朝に焦るというのは相当なストレスです。この焦りを面接までひきづってしまうこともあるので注意してください。
身だしなみ
一度身だしなみを整えたら、誰かに全身を確認してもらいましょう。
スカートの仕付け糸がそのままだった、襟が乱れていたなどは意外とよくあります。家を出る前に一回、面接を受ける前にトイレでもう1度確認するとよいでしょう。
待機時間
待機時間には心を落ち着けましょう。
自分の解答集を見ていたほうが落ち着くという人は見てもよいですが、今まで努力してきた自分を信じて深呼吸をし、じっくりと自分の順番を待つのもよいでしょう。自分は大丈夫という自己暗示は意外と効果がありますよ。
面接本番
落ち着いて自分の言葉で伝えれば大丈夫。焦る必要はありません。もし、自分が焦ってるなと感じたら、意識してゆっくり話すと自然と心も落ち着いてきます。
また、わからないときはわからない、質問内容が聞こえなかったときはもう1度お願いしますと素直に言って大丈夫。一番ダメなのは黙ってしまうこと。
ゆっくりと自分の言葉で自分の考えを紡いでいってください。
面接終了!と思って気を抜いてはダメ。
病院によっては帰り道まで様子を見ているところも・・・
まさに帰るまでが試験。最後の最後で自分の努力を水の泡にしないように!
まとめ
以上、面接時のポイントでした。何事にも準備が大切ということはよくわかっていただけたと思います。あとは、自分を信じて自信をもって臨んでください。
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