介護の仕事で介護士が悩み、うつむいたり、くじけそうになった時の気持ちをコントロールする方法!

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#473 2018/10/21UP
介護の仕事で介護士が悩み、うつむいたり、くじけそうになった時の気持ちをコントロールする方法!
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介護職に携わる皆さんが、自分の気持ちをごまかさずに、ポジティブな視点を広げる考え方とは?気持ちをコントロールして、賢く楽しく仕事をしよう!

介護の悩みと解決法教えます!

介護職に携わる動機は皆さん色々だと思います。希望に燃えて自分の思い描く介護の像を実現させようと仕事に臨む方。転職し、もしかすると消去法で介護職での就職を決めた方。あるいは自分の家族等の介護経験を仕事に活かそうとする方。どんな形でのスタートにせよ、一度かかわった仕事は楽しく続けていきたいですよね。そんな時、仕事上の介護疲れや職場の人間関係で悩む機会を最小限に抑えるためにはどうしたらよいでしょうか。以下3点を挙げてみました。
  1. 理想の「介護イメージ」や「介護への見方」を、利用者の方や他の職員に押付けない
  2. 「~してあげているのに」という気持ちが生まれたら「経験させてくれてありがとう」と感謝の気持ちにシフトする
  3. 利用者の方にも周りの職員にも、表情や言葉を豊かにコミュニケーションをする

1.理想の「介護イメージ」や「介護への見方」を、利用者の方や他の職員に押付けない

利用者の方への奉仕の気持ちや自分の「介護とはこうあるべき」との理想像がガッチリと出来上がっている方は、その強い気持ちを、ともすると他の職員に「べき論」として押し付けたり、利用者の方への介助の際「すべて自分がしてあげないと」と思い込んで接してしまうことがあります。

「私はこの方法が正しいと思う」という考えのまま他の職員と協力すべき場面でも自分の考えを譲らず、結果的に協力的でない態度を取ってしまい仕事がスムーズに進まなくなる…。また例えば立場上、利用者に一方的に「してあげる」だけのケアに傾いてしまったり、職員が強者、利用者が弱者という構図に陥りがちになったりします。でもそんなときはちょっと深呼吸。自分を客観的にみてみましょう。「自分の考えを人に押し付けない」というのは、介護や、仕事に限らず人間関係を円滑にするにはどの場面でも必要な配慮です。そのことを思い出して「べき論」を自分勝手に展開させないこと。

そのためには、「私は介護のこの点をこんなふうに改善させたいと思っている。あなたはどう思う?と意見交換をしたり、「例えばこんなふうな改善案があるんだけれど」と具体案を出して伝えてみてはどうでしょうか。そうすれば、返ってくる意見を通じて他の職員の方の仕事の仕方も教えてもらえたり、新たな改善案が生まれるかもしれません。加えて職員同士お互い「こんな時この人はこう考えるのだな」と思いの共有もできるようになります。

2.「~してあげているのに」という気持ちが生まれたら「経験させてくれてありがとう」と感謝の気持ちにシフトする

「~をしてあげる」という姿勢で介護をすると、相手から期待外れの反応をされた時に不完全燃焼感や「~してあげたのに、感謝の気持ちを返してくれない」とネガティブな気持ちになります。自分がよいと思って実行しても必ずしも相手が自分の気持ちを理解してくれるわけではないことを大前提として、相手の気持ちを考えてポジティブな接し方を続けてみましょう。

「こんな感情の動きを経験させてくれてありがとう。今後は別のアイディアでアプローチします」と前向きにとらえると、「ではこれならどうか」「じゃあ逆の方法を取ったらどうなるか」など、新しい展開を得られるのではないでしょうか。経験してみないと解らないことを経験できたこと自体に感謝すれば、様々な価値観を知り広い視点を持つことができるようになります。

3.利用者の方にも周りの職員にも、表情や言葉を豊かにつかい、コミュニケーションをする

どんな状況でも笑顔がいちばん周りの人を幸せにします。

もしうまく言葉が伝わらなくても、笑顔で接することを意識していれば、誠実な気持ちは伝わります。気持ちはうつむいている時でも、意識してにっこりとした表情をしていれば、自分の気持ちもポジティブにコントロールしやすくなります。悲しい表情や怒った表情で接すると、ネガティブな雰囲気が相手にも伝わります。表情や声の調子、視線の合わせ方などにも気持ちは現れてしまうのです。

実際に、ネガティブな気持ちでもあえて笑顔をつくると、口角が上がり、顔の筋肉も動き、脳にもポジティブな信号が出て、精神的にも前向きな感覚を得られるそうです。「つくり笑い」と聞くとどこかネガティブな印象がありますが、意図的に自分の身体をポジティブな状態にするという「形から入る」方法でも、自分や周りにもよい効果があると科学的にも証明されているそうです。

人と接する「対人援助」職は、相手あっての仕事です。人の反応をみて自分の身体や心の状態も見えてきます。そのため自分や相手の新たな一面を理解していくことで、人間的にも成長できる貴重な職業かと思います。

まとめ

いかがでしょうか。

  1. 理想の「介護イメージ」や「介護への見方」を、利用者の方や他の職員に押付けない
  2. 「~してあげているのに」という気持ちが生まれたら「経験させてくれてありがとう」と感謝の気持ちにシフトする
  3. 利用者の方にも周りの職員にも、表情や言葉を豊かにコミュニケーションをする

皆さんが心身ともにバランスをとるコツを身に着け、人と人との関係性を活かした活動を続けていけるとよいなと思い、上記の3点に分けてメッセージをさせて頂きました。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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