看護職に限らず、就職する際にはほとんどの場合面接がありますよね。私も面接を2回経験しています。
面接の内容と患者様と接する職業柄大切にするべきことを説明します。
面接で大切なこと
私は看護学校卒業後、新卒で地元の総合病院に就職し、数年働いた後現在の職場である個人病院に転職しています。2回の就職をする際、どちらも事前に面接がありました。面接を行うまでに履歴書も送りましたが、総合病院では看護学校が準備した物に必要事項を記載し、志望動機や自己PRなど学校の先生方に指導いただきながら作成しました。
記載する内容が多い場合でも枠からはみ出してはいけないということで鉛筆で下書きをしました。個人病院への就職の際は、自己にて準備した履歴書を看護学校時代に指導されたことを思い出しながら記載しました。
面接官は、履歴書を見ながら面接をしていましたが、履歴書の内容に関する質問は私の場合ありませんでした。履歴書に対する質問をされる可能性も考えられるため、事前に答えれるように準備をしておきましょう。
履歴書より大切なのは面接での印象です。看護学校を卒業してからすぐでは総合病院に就職することが多いかと思いますが、私の経験上総合病院と個人病院の面接の違いをご紹介します。
総合病院
看護学校の同級生にあたりますが就職希望者が順番に並び、1人ずつ面接官3名と別室で面接をしました。あらかじめ看護学校で指導があるかと思いますが、ドアノックの回数、まず氏名を名乗り椅子に座るよう指示があるまで座らないなど練習の通り行いました。聞かれたことは、休みの日はなにをしているか、友人と遊ぶ内容はなどプライベートでのことについて尋ねられたあと、希望する診療科について聞かれました。得意な分野を話し、面接官と相談したうえで希望の診療科を決定しました。練習通りの面接といった感じでした。全部で20分程で終了しました。
個人病院
面接官2名と面接を行いました。総合病院のようにプライベートに関する質問は一切なく、以前の勤務先ではどのような診療科で働いておりどこまでの看護技術を単独で行うことができるか、といったキャリアに対する質問をされたあと、就職した際の勤務体制の相談など働き方を具体的に話し合うという感じでした。30分ほどかかったと思います。
服装はどちらもスーツで行きました。看護職につくということから身だしなみは髪を黒く染め、しっかりとまとめて行きました。また、患者様と接する職業であるためはきはきと喋ること、笑顔を忘れないことを意識して面接をしました。
私が経験した総合病院と個人病院の面接の違いを説明しましたが、今まで看護師としての経験があるかないかでは、今後働く中でできることやできないことがあり上司としての心構えも変わってくることがあるかと思います。
新卒で面接を受ける方
看護学校卒業してすぐ就職を希望される方は、学校で学んだ知識はあっても経験がなく、これから学ぶことがとても多いことでしょう。総合病院への就職を希望する方は、夜勤をするかどうかも聞かれるかもしれません。ほとんどの場合、キャリアを向上させるためにも夜勤をするようになるかと思いますが、何かの理由でできない場合はその旨を伝えましょう。自分の学びたいこと、どのように指導してほしいかなど伝えると好印象を与えることができ有利になるのではないでしょうか。
新卒ではなく転職を希望される方
子育て中の方は面接の際にしっかりと働き方の相談をすることが必要となってきます。私も子育て中に転職したため、子供との時間を大切にしたく定時で帰らせてほしいことは面接時に、はっきりと伝えました。何時まで働けるのか、週に何回働けるか、曖昧にするのではなくしっかりと伝えれるよう面接までに自分の意見をまとめておきましょう。
子育て中ではなく、様々な理由で転職をする方も、バリバリ働きたいのか、セーブしながら働きたいのか面接官に自分の意思を伝えることはこれから働くうえで必要となってきます。
潜在看護師の方
今回何かのきっかけで再度看護師として働こうと思っている方もおられるのではないでしょうか。看護師は全国的に人材不足のため求人はとても多くあります。看護職は夜勤、早出、遅出など不規則な勤務体制ですが、自分にブランクがあることを伝え慣れるまでは日勤のみを希望するなど、自分のキャリアと向き合い勤務体制を考え、就職先に相談すると無理なく働くことができるかと思います。
このように、自分のキャリアによっても面接内容が変わってきます。就職してから、やっぱりそうではなくこうしてほしかったということは自分としても言いづらいですし、就職先で現在働いている方たちにも迷惑をかけることとなります。このようなことはできれば避けたいため、面接のときにしっかりと希望を伝えることは、絶対に必要なことです。
一概に看護師といっても、新人看護師からベテラン看護師まで様々ですよね。自分の立場に合わせて面接官に相談し、自分の意見を伝えることが必要であるということを説明しました。
私たち現役看護師の立場からすると、一緒に働く仲間が増えることは新しい出会いとなり、また自分たちの仕事内容を減らし負担を軽減することで患者様ひとりひとりに介入できる時間が増え、よりよい看護を提供することに繋がります。看護師を目指している看護学生の方は、面接終了後は国家試験の勉強が待っています。立派に看護師となり一緒に働ける日を待っています。潜在看護師の方も、ご自身が持っているライセンスを生かし、是非また看護師として働いてみませんか。
まとめ
このように、様々な立場の看護師の方がおられるかと思います。自分に合った働き方をするために、面接時に自分の思うことを伝えるように事前に考えておき、1人でも看護師を続ける人が増えますように!。
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