介護業界の就職は介護用に新築された老人ホームを選ぶことが重要!?

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#446 2018/09/24UP
介護業界の就職は介護用に新築された老人ホームを選ぶことが重要!?
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介護士として老人ホームを就職先として検討している方もいらっしゃると思います。老人ホームにも、さまざまな施設があります。今回はどのような施設を職場として選ぶべきかをお伝えしたいと思います。

老人ホームのなかには、もともと企業の社員寮だった施設もある

老人ホームは多数建設されていますが、建築面で、さまざまな種類が存在します。最初から介護用の老人ホームとして建設された老人ホームだけではなく、最初は大企業の独身社員寮として建設された建物を、老人ホームを運営する会社が買い取ったケースもあります。もちろん、独身社員寮をそのまま老人ホームとして運用するわけにはいきませんから、大浴場に介護用入浴設備などを搬入したり、共同トイレの個室の壁を取り外してカーテンに交換するなどのリフォームは実施されます。

介護用に設計されていない施設では事故が発生するリスクがある

当初、介護用として建築されていない施設が、のちに介護用の老人ホームとして転用された場合は、事故が発生するリスクが高まります。例えば、もともとは大企業の独身社員寮として建設された7階建ての建物の例を挙げることができます。実際に首都圏に存在する建物です。

この建物の場合、1階から7階まで吹き抜けのホールができており、各フロアの居室の扉をでて共用廊下に出ると、吹き抜けホールを見下ろすことができます。しかし、もともと独身社員寮であったため共用廊下の壁の高さが、胸あたりまでの高さしかありません。このため介護士が少し目を離したすきに、高齢の入居者が身を乗り出してしまい、吹き抜けのホールに転落してしまうリスクがあるのです。このような施設では、介護士はひとときも気持ちが休まりません。

また、大浴場で入浴介助をするときも段差があるため、油断をすることができません。高齢者は足腰が弱っているため、段差を自力でのぼることさえ困難です。そのため介護士も、介助業務で腰を痛めやすくなってしまいます。

介護用に新築された老人ホームのほうが職場として安心

介護士として老人ホームを就職先や転職先として検討する場合には、最初から介護用の老人ホームとして建設された施設を選ぶことをお勧めします。理由は明白です。玄関や、居住する室内、食事をするダイニングスペース、そしてトイレや入浴をする浴場に至るまで、バリアフリーが徹底されているためです。介護士が入居者の介助をするうえでは、老人ホーム内で段差がないことが第一に重要です。
また、3階建てや4階建ての老人ホームであっても、介護用に建築された施設であれば、転落防止対策は十分にとられています。共用廊下の壁の高さや、ベランダの高さも十分であり、足腰の弱い入居者が自力で乗り越えることは困難な状況となるよう設計されています。

そのため、最初から介護用として建設された老人ホームのほうが、介護士にとっては、事故発生リスクに晒される精神的および肉体的負担を軽減された状況で、安心して働くことができるのです。

まとめ

例として、最初から介護用として建設された老人ホームと、最初は独身社員寮として建設されたのちに老人ホームに転用されたケースを比較してみました。介護士として老人ホームを職場として選ぶ場合、最初から介護用として建設された老人ホームで働く方が安心できることをご理解いただけたと思います。ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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