介護士は、お年寄りの方や、体の不自由な体のサポートをする、
その人その人の生活の一部を手助けしていく、とても素敵な職業です。
その反面、大変な仕事内容であったり、給料が安いなどなど、
就職したくてもそれを躊躇してしまうような印象を感じる方も多いかと思います。
今回は、そんな介護士を目指す方に知っておいてほしいポイントや、
就職する際に選ぶ施設等の場所、条件などを詳しくご紹介していきたいと思います。
介護の仕事のポイント
介護士の仕事は主に、施設利用者のサポートです。
その施設に応じて仕事内容は若干変動しますが、おおまかな内容はどこの一緒です。
- 口腔ケア
- トイレ介助
- 食事介助
- 入浴介助
- 運動や体操等の指導
このような仕事内容が挙げられます。
ですので、まず介護士としてこれから就職を目指す場合、これらの仕事内容に抵抗のない方でないといけません。
介護士は就職者や退職者の入れ替わりが激しい場でもあります。その理由としては、仕事内容が大変であることや、「ここまですると思わなかった」という、その仕事に対しての想像とのギャップであったりもします。
例えば、食事介助は食事だけを手助けするわけでなく、その施設によっては10人分、20人分の食事を作るという作業も同時に行います。
入浴介助においても、体の自由が効く利用者さんであればこちらは「見守り」程度しか行いませんが、身体の自由がほとんど効かない利用者さんの場合、体のすみずみまでこちらが洗いますし、湯舟に入る作業も汗だくになりながら行います。
もちろん、女性の介護士さんが大柄の男性利用者さんを介助することも当たり前に行われています。
ですから、介護士として就職をしようと思った際には、こうした細かな内容を大いに把握しておく必要があります。
また、施設によって利用者の方の健康状態が大きく変わります。
認知症の利用者さんのみを扱う施設もありますし、重度の病気の方が多く集中する施設もあります。逆に、体の自由の効く、元気な利用者さんが多い施設もありますから、その場所によって重労働であったりと、施設によっても大変さが異なります。
こうした理由から、介護職という職は変えずに、違う介護施設へ転職をする方も少なくありません。
夜勤の存在
また、もう一つ知っておきたいポイントとして、介護職には「夜勤」というものが存在します。
もちろんすべての施設に夜勤が存在するわけではありません。夜勤は夜勤手当がつきますから、介護職で少しでも多く稼ぎたいという人には、大変だけど嬉しい部分かもしれません。
ただし、注意しておきたいのが、その夜勤をする体制についてです。
しっかりとした施設であれば問題ありませんが、介護職はブラックな企業なども多く存在するのが現状です。20人近くいる宿泊者に対して、夜勤をする職員は1人しかいない、という悲惨な職場も存在します。
就職してみないことにはその施設の内情までを把握することはできませんが、
その施設がどういった施設なのかどうかは、チェックすればある程度知ることが出来ると思いますので、再就職や転職を考えている方などは、検討する施設の状況をネットや口コミなどで事前にチェックしておくと、より安心出来るでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
介護士という仕事は、こんなことまでするの?!と驚きの仕事内容の連続であったり、考えていたよりもずっと重労働であることがほとんどです。
その反面、自分がその人その人の生活にかかわれるという喜びや、
利用者の方の心からの感謝をされた瞬間、笑いあう瞬間などは、
何にも代えがたいものがあり、とてもやりがいのある仕事でもあります。
よい職場に巡り合うことで、とても充実した毎日を送れるかと思います。
そのためにも、
- 就職する施設の情報をしっかりと把握すること。
- 利用者は平均して何名ほどいるのか?
- その利用者を何人体制で介護するのか?
- 夜勤はある場なのか、あるなら何人体制で行うのか
こうしたポイントをしっかりと把握して、
素敵な施設で、笑顔あふれる仕事環境に巡り合うことが出来るといいですね!
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