先に書いたとおり、看護師はハードな仕事です。勤務は不規則だし、残業は多いし、研修や委員会、看護研究……あげればキリがないくらい仕事も多い。特に新卒の多くが就職するであろう規模の大きな病院は、ライフワークバランスが叫ばれる現代とはいえ、勤務以外の仕事も多く、内容も濃いですよね。夜勤明けや休日出勤も当たり前。けれど、そんな働き方だけではありません。以下は、私の周囲で実際に見聞きした様々な看護師の働き方です。このままでいいのかな……、仕事辞めたいな……、だけどそれでいいのかな? そう思っている方にも、こんな働き方もあるんだなと参考になれば幸いです。
大病院でバリバリタイプ
先ほどもお伝えした内容と同じですが、大きな病院で看護師として働くことは本当に大変です。重症患者も多いし特に救急病院ともなれば激しい入退院のなか手術や処置、そして容体の急変や、死亡退院……。身体的だけではなく、精神的にも辛いことも多いです。けれど、その過酷な環境にこそやりがいを感じる人は意外と多いんですよね。そして大変であれば大変であるほど、その状況を共有するスタッフ同士の絆は強くなったり。もちろんいつもいい人間関係ではありませんが、気の合う人がいると永く付き合える人間関係を得ることも少なくありません。
辛いなぁと思っていても辞めるようなきっかけもなく、結果的にバリバリ働いてしまった……というのもこのタイプ。意外にストレスに強いんでしょうね。けれど医療・看護の最前線で働くことは、本当に貴重な経験でもあるし、たくさんのことも勉強し続けていかなければできないことなので、とても素晴らしいことだと思います。
趣味優先タイプ
比較的体力のある若い年齢に多い気がします。自分の趣味を優先したいために派遣で働く人も多いです。派遣はハードな現場も多く、また夜勤専従などもあるので給与が高い場合も多いのです。大変だけどきちんと仕事してお金を貯めて、拘束時間も正社員に比べれば短く、自由な時間を確保して趣味を楽しむ! 私の周囲ではスクーバダイビングをしたくて沖縄に移住している人が多かったですね。笑顔が印象的で、人生楽しんでるなぁという感じでした。こんな働き方もいいですね。
憧れの場所に行きたい! 移住タイプ
2の趣味優先タイプと通じるところもありますが、南の島に住んでみたい、都会に行きたいなどの理由で派遣会社を利用して移住する人も多いですね。看護職は田舎も都会も人で不足のところが多いですから、求人は多くあります。またそのような募集をかける病院では社員寮を準備していて、派遣で働く人は格安で使用できる場合も少なくありません。趣味だったり、憧れだったり、気分転換だったり、理由は人それぞれですが、全国どこへ行っても働ける、看護師ならではの働き方のように思います。
自分の進みたい道へ転職タイプ
病院でバリバリ働きながらも、他の分野をもっと勉強したい。そう思って転職する人も少なくありません。勤務している病院にない分野に興味を持ったり、もっと極めたいと考え専門病院へと転職したり。転職とは少し違いますが、大学へ進学する人もいます。私の勤めた病院には小児科がなかったので、小児科で働きたいという理由で転職した人は在職中に何人かいましたね。また保健師にステップアップしたいと進学する人もいました。そういうふうに、やりたいことがはっきりした人の転職はかっこいいなぁと思ったことを覚えています。素敵ですよね。
家庭優先で転職タイプ
このタイプは多いと思うのですが、実は私もこのタイプです。急性期病院に勤めていた当時結婚しましたが、私のキャパシティでは家庭と仕事は両立できないと考えたんですね。引っ越して病院からかなり遠くなってしまったことも理由のひとつでした。退職後は自宅近くの健康管理センターで出産まで働いていました。これは男性看護師も増える昨今、女性ならではだといえますね。女性は人生のなかで結婚や出産などライフスタイルを変えざるを得ないイベントが生じることがあります。転職までしなくても、働いていた病院で正社員からパートになるなど、雇用形態を変更するという形もあります。
現代は核家族化していて、夫婦ともに両親が遠方であったり協力を得られない家庭も多くあります。子育てを応援する体制を作る方針ではあるものの、あまり進んでいないというのも現状です。そんな人には職場や雇用形態を変えることで、できるだけ家庭への支障が出ないようにするという選択肢もあるんですね。
ちょっと疲れた……自分と向き合うための転職タイプ
理由は様々かもしれませんが、少し休みたい、永年働いているとそんな気持ちになることはありませんか? 特に生死が交錯するような場所で働くのは精神力がいることだと思います。なかには病院以外で働きたいと思う人も多いようです。気分転換が上手な人は大丈夫かもしれませんが、心の声を無視していると本当に働けなくなってしまいますから、注意が必要です。
病院の以外でも看護師の働く場所はあります。例えば老健施設、保育園、健康管理センター、訪問看護、デイサービス、献血センター。ほかにも産業看護師、治験コーディネーターなど。病院で行う看護と形は違うけれど、看護師という資格ひとつで様々な可能性が広がります。また同じように病院での看護でも、回復期や療養など、これまでと違った視点で看護できる場所を選択する人もいるようです。
私の周囲には健康管理センターや訪問看護へ転職した人がいましたが、とても自分に合っていて楽しく仕事をしていると言っていたことを覚えています。自分が疲れているかもしれないと感じたら、違う形での看護も覗いてみる価値はあるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか? 看護師は大変な仕事ではありますが、こんなに広い可能性を持つ仕事、ほかにはあまり見かけませんよね。何より看護師の資格を持って仕事をしている人たちは、どんな形であれ結局看護が好きな人が多いのです。現代はいろんな働き方が認められつつある時代。あなたも自分に合った働き方を探してみませんか?
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