「看護師はよく転職をしている」
そんなイメージを持つ学生さんや、実際そんな状況にぶつかっている経験年数の浅い看護師さんは多いのではないでしょうか。
できればしたくない転職を本当にせずに済むような病院選びのポイントはもとより、自身のキャリアパスの描き方についてお伝えします。
看護師が働くフィールドはどんどん増えている
昔は病院かクリニックか施設か、とにかく選択肢が狭かった看護師のキャリアですが、今はどんどん働く場が増え、求人も増えつつあります。
よくある病院以外の就職先としては、美容クリニック、企業(CRC、ナースエデュケーターなど)、保育園、ツアーナースといったところでしょうか。
形態としても常勤や非常勤だけでなく長期派遣、短期派遣、単発派遣、応援、リゾートナースという具合です。
どこで働くべきなのか問題
もちろんそれぞれのフィールド、雇用形態にはメリットとデメリットがあります。そのメリットとデメリットも、各々の事情や居住地により変化してきます。
自身のキャリアプランを描き切れていないまま、メリットとデメリットを十分理解しないままの就職と転職をしてしまうと、その先には退職と転職活動が待っています。
誰しもが、必要以上に転職を重ねたくはないと思います。
そうならない為に、各フィールドの特徴をよく理解した上で就職活動へ踏み切っていくべきなのです。
正しい労働移動と正しくない労働移動
ここで新卒の方から話は少し逸れてしまいますが、転職、即ち労働移動には正しいものと正しくないものが存在します。
正しい労働移動とはステップアップとして、次へ進むための転職です。更なる高みを目指したいという場合に行う転職のことです。
それに反し、正しくない労働移動とは、一言で表すなら自身の進みたい方向性が不透明なままの転職ということになります。
辛いから逃げ出す、不向きだと分かっているけれども経験として必要と言われるから急性期病院に就職/転職する…。このような労働移動は不適切なのです。
いかに自身の目標と適性を理解した上で就職/転職していくか。それを怠ってしまうと、正しくない労働移動を繰り返す悪循環に陥ってしまうことになります。
人生計画を立ててみよう
では、先述した悪循環に陥らない為にどうすれば良いのか考えていきます。
私自身も転職経験がありますが、やはり現在だけでなく5年後、10年後、それ以降といった長期的な目標を立てないまま行った就職は結果的に失敗でした。
失敗と一言で言っても、不採用の場合もあれば、採用されて入職したものの長続きしなかった場合、両方のパターンがありました。
「なぜこんなに繰り返してしまうのだろうか」
その原因を探る為に私が行ったのは、頭の中にある小さな考えや思いも全て紙に書き出して並べ替えることです。
看護学の勉強をした方なら、病態関連図に似ているかもしれません。
とにかく頭に浮かんでくる様々なキーワードを書き出していきます。
そしてそれを順番に整理整頓し、頭の中の断捨離をしていきます。
看護師転職における頭の中の断捨離に必要な項目
そうは言われてもどんな視点で整理していけば良いか分からないという方もいるのではないかと思います。
具体例として以下に挙げていきますので参考にしてみてください。
【今辛いことベスト5】
夜勤、人間関係、勉強、通勤時間、やりたい分野と異なる現実
ここはできれば順位をつけると望ましいです。
【看護師を続けるかどうか】
バリバリキャリアを積みたい、ゆったり働きたい、日勤のみ、夜勤のみ、派遣
【働く場所】
病院、在宅、クリニック、美容クリニック、企業、保育園
【教育】
ラダーなどきちんと受けたい、ゆっくり教えてくれる、最初は厳しい病院で基礎を学びたい
【給料・福利厚生】
公立系、民間グループ、個人医院、大企業
予測年収、公休数、有給消化率、基本手当の内容
このように多くの項目を作って、それぞれに現状を重ね合わせて当てはめていきます。
頭の中をクリアにすることはとても大切です。
転職エージェントを利用する方もいるかと思いますが、エージェントは場合によっては空いている求人に充てがうように紹介してくることがあります。
言われるがまま、おすすめされるがままの就職はするべきではありません。
そのように流されない為にも、自身の頭の中を断捨離してクリアにしておくことは重要と言えます。
目標の先輩や上司を思い浮かべてみる
ここまでは、頭の中に渦巻く現状のモヤモヤを整理してきました。
これからは、将来について考えていきます。
この先5年後、10年後どうなりたいかなんて分からないという方もいるかも知れませんが、それを考えることなく就職/転職に踏み切るのは大変危険です。
既に目標がある方の場合は、その目標をブラッシュアップしていけば良いのですが、目標がはっきりしない方はどうすれば良いのでしょうか。
おすすめの形としては、周囲の先輩や上司をよく観察することです。
こんな風になりたい、こうはなりたくない…それぞれ思い描く姿が何かしらあるのではないでしょうか。
学生の場合だと、看護学校教員だけでなく、講義に来てくれた認定看護師らの姿を参考にしても良いかもしれません。
身近な人生の先輩の姿をよく観察して、そこから自信がなりたい将来の姿を想像していきます。
最終目標を決める
ここまで来るとかなり考えがまとまって来たのではないかと思います。
就職はともかく、転職となると、現状に精一杯であったり、辛かったりというマイナスの感情や要素を多く抱えている場合が多いと思います。
そう言った負の感情も必要ではあります。蔑ろにする必要はありませんが、将来を前向きに考えるには少々邪魔者となります。
それらを一旦横に置いてから、順に頭の中を整理すること。
これができれば自ずと最終的な目標までまとまる道筋ができて来るのではないかと思います。
ここまで来たら、あとは残されたそれぞれの候補について徹底的に調べ上げていくのみです。
まとめ
いかがでしたか。
病院選びのコツは世の中に多く出回っていますが、今回はそれよりももう一段階前の頭の中を整理してから就活に取り組むという部分について述べていきました。
自分が今、何を求めていてこれからどうしていきたいのか。
当然すぎてさっと流してしまいがちな部分ですが、ここを緻密に考え直し、整理してから就活に取り組むと、軸がブレにくい就活になります。
ぜひ、自身の将来に悩んでいる方は試してみてください。
もし、迷われている皆様がいらっしゃいましたら、
就職転職サポート宛にご連絡いただければ、お話を伺います。
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