黒字経営の介護事業所への就職を目指すには

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#265 2018/03/28UP
黒字経営の介護事業所への就職を目指すには
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介護士として就職先を探すかたは、経営面ではどのような状況にある介護事業所を選択すべきなのか、そのポイントをお伝えします。

黒字経営の介護事業所に就職することが重要

介護士の方が、老人ホームや訪問介護事業所、あるいはデイサービスの事業所などへの就職や転職を検討するにあたっては、黒字経営の事業所を選ぶことが重要です。黒字経営だからこそ、介護士をはじめとした社員たちへ安定して毎月の給料や賞与を支給してくれます。また、長年黒字経営を続けている介護事業所であれば、給与テーブルや昇格に関する規則を定めた人事制度が整備されているため、人事評価で高い評価を得ることができれば、年収が増えますし、管理職に就くことも夢ではありません。

また、黒字経営だからこそ、従業員(介護士)が有給休暇や夏休みや年末年始の休暇を取得できるように、厚生労働省が定めた介護士の定足数以上の介護士を雇用できるのです。このため、介護士の人員数が充実している介護事業所であれば、介護士は随時、有給休暇を取得できますし、他の業種や職種のように夏休みや年末年始の休暇を交代で取得できるのです。

さらには、老人ホームやグループホーム、デイサービスの事業所などの場合、随時、施設内の設備を修繕する必要がでてきます。具体的には、浴室のボイラーが故障したり、食事を作る部屋の窓ガラスが熱風によって割れてしまうなど多岐にわたります。黒字経営の介護事業所ならば、これらの修繕費用を臨機応変に支出可能です。

つまり、介護事業所が黒字経営であることは、入居者である高齢者にとっても、介護事業所で働く介護士にとってもメリットの大きなことなのです。

株式を上場している介護事業所の運営企業ならばホームページで業績をチェック可能

老人ホームや訪問介護事業所を経営する企業のなかには、株式を上場しているケースもあります。株式上場企業の場合は、ホームページのIRページを開くと、決算短信を閲覧することによって業績を知ることができます。

介護事業の場合は、売上高の大半が介護保険からの収入となるため、黒字経営であっても利益率は低いです。しかし、上場企業である介護事業所に応募する前には、黒字経営か否かをチェックすることは重要です。なおかつ、毎年続けて黒字経営を継続していれば合格点です。黒字経営の状態と赤字経営の状態が交互に訪れるような不安定な経営状態であれば、介護士として入社できたとしても、昇給や有給休暇の取得という点では不安要素が高いといえます。

老人ホームなら入居率が高い事業所を選ぶ

株式を上場していない介護事業所であっても、老人ホームであれば入居率を知ることによって経営状態を知ることができます。入居率が50%や60%程度であれば、間違いなく赤字経営です。赤字経営であれば、経営者はなんとか黒字経営にしようと必死に経費節減や、売上高の上昇をはかります。例えば、介護保険の適用とはならないレクリエーションを毎日開催し、できるだけ多くの入居者にレクリエーションに参加してもらうのです。レクリエーションに参加してもらえれば、その分が売上高として計上されるため介護事業所にとってはメリットとなります。

しかし、後日請求書を受け取る入居者の家族は、レクリエーションへの参加費用が増加しているのを見て、介護事業所へ抗議をするケースも散見されるため、入居率の低い老人ホームや赤字経営の介護事業所への就職や転職は避けるほうが賢明です。

まとめ

介護士として就職先を選ぶさいには、黒字経営の介護事業所を選ぶことをお勧めします。黒字経営だからこそ、従業員である介護士の給料は安定的に支給されますし、入居者である高齢者に対しても真心のこもった介護をおこなうことができるのです。

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