ぽっちゃりさんは働けない?糖尿病を中心とする内科勤務

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#237 2018/02/28UP
ぽっちゃりさんは働けない?糖尿病を中心とする内科勤務
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内科病棟というといろいろな疾患を扱いますが、その中で糖尿病患者の多い病棟では、糖尿病教室を実施したり、患者の教育入院を引き受けたりします。そこで働く看護師は、体型チェックまで行われるという恐怖の病棟でした。その病棟で働いた経験をご紹介します。

生活習慣が大きく影響する職場

私が転職で就職した病院は、内科を中心とする病院でした。その病院では、糖尿病の方が教育入院する病棟があり、そこで勤務することになったのです。糖尿病というと生活習慣が大きく影響する疾患。糖尿病になると血糖のコントロールをすることがとても重要となります。もしもコントロールが不良になれば、糖尿病性網膜症や神経障害、また腎臓を悪くして透析導入になることも。しかしコントロールが良好であれば、二次障害を起こすことなく通常の生活を送ることが可能になるのです。

その糖尿病の糖のコントロールをするための内服や自己注射の指導。また食事のとり方、運動の導入など、約2週間の糖尿病プログラムが組まれていました。その糖尿病教室は、主に医師、看護師、そして栄養士や理学療法士という方が中心になって行います。私も就職してすぐにはそのような指導を行うことができませんでしたが、慣れるにつれて、時々授業を担当するようになったのです。

その病棟で働く看護師には、ほかの病棟にはない決まりがありました。それが太ってはいけないということです。看護師といえば、夜勤もしますし、日勤もハードワーク。そのためストレスの発散のため、スィーツにはしる人もいます。またアルコールを飲んでストレス発散という人もいました。自分なりの楽しみを追及してもいいのですが、太ることだけは禁止されていました。そのためみんな結構努力をしていたのですね。

なぜこの病棟の看護師は太ることは許されなかったのか?それは糖尿病患者を指導する立場にあるからという理由です。糖尿病患者の指導をするときには、カロリーの取りすぎに注意をすること、また適度な運動を行って太りすぎを防ぐことなどを指導していました。こんな指導を太った看護師から受けたらどう思うでしょうか。患者としてはこの看護師のいうことは説得力がないなと思うかもしれません。

また体重の増減というのは自己管理が大きなカギを握ります。糖尿病患者には自己管理能力をつけさせることがとても重要なのですね。太っている方は自己管理能力が低いという共通点があります。看護師であれば体重を管理する自己管理能力があるということも手本にならなくてはいけないのですね。そのため私の勤務した病院では、看護師の体型まで管理されていたのです。

まとめ

看護師は、患者の教育をするという使命もあります。看護師が時には先生に、そして手本を見せなくてはいけないのですね。そこで糖尿病の多い内科では看護師が太っていてはいけないという決まりがある場合があるかもしれません。厳しいですが、このような現実があるということも知っておくと参考になるのではないでしょうか。

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