常勤であるからといって、当然に正規雇用であるとは限らない

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#177 2017/12/30UP
常勤であるからといって、当然に正規雇用であるとは限らない
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看護師を募集する求人には、雇用形態などについての項目が記載されています。ただ、常勤や非常勤、それに正規雇用や非正規雇用との記載について、正確な知識を持っている人は少ないのではないでしょうか。ただ、看護師を募集している求人のなかには、このような区分が判然としてしないものも多数存在するのが事実です。

常勤と非常勤の定義とは

常勤と非常勤との間の差異は勤務時間にあります。常勤のほうは、事業所での所定の労働時間を満たしたもので、いわばフルタイムの勤務のことです。事業所である病院につき、日勤で朝の9時から18時までと定まっている場合であれば、この時間を満たすように勤務している看護師は常勤に該当します。

この反面、朝の9時から昼間で、あるいは13時から18時までしか勤務しない看護師であれば、非常勤に該当します。

ただ、フルタイムパートと称されるものもあるために、注意が必要です。このフルタイムパートも非常勤であるのですが、名称通りにフルタイムで勤務します。これについては事項で解説していきます。

正規雇用、非正規雇用の違い

正規雇用と非正規雇用とでは、雇用形態が異なっています。

正規雇用を満たす条件とは、事業所で定まっている時間に勤務し、契約期間が無期限であること、事業所とで派遣業者などを介さない直接雇用をしていること、これらのいずれも満たす必要性があるのです。

他方、非正規雇用であれば、正規雇用を満たす条件のうち、いずれか1つでも欠けていることになります。非正規雇用の種類には、上記で述べたフルタイムパートや派遣の看護師などが当てはまります。ただ、フルタイムパートは正規雇用の条件に該当することもありますよね?フルタイムパートは、パートという文字がつくのですが、そのためにひ正規雇用に該当するものといえるのです。無論のこと、健康保険や年金などについては正規雇用と同じなのですが、支給される給与については、正規雇用よりも劣り、役職につくことも不可能なのです。

常勤か非常勤であるか、正規雇用化非正規雇用であるかは、類似しているようで完全に別のことになります。フルタイム(常勤)であるからといって、当然に正規雇用となるものではないのです。

ここで注意が必要なのは、常勤のみの記載しかないものが顕著であることです。そのために、常勤で募集していても、それが正規雇用であるか否かは判然としないのですよ。

雇用形態については、就職や転職する際には不可欠な事項です。そのために、常勤であるか非常勤であるか、正規雇用であるか非正規雇用であるか、それぞれの用語を正確に把握しておくことが望ましいのです。

まとめ

常勤であるからといって、当然に正規雇用であるとは限らないことに留意しましょう。

常勤とは単にどの程度の勤務時間であるかを示したもので、正規雇用であるか否かを示したものではありません。

そのために、転職や就職の際には、求人情報を把握できるように正確な知識を有しておくべきなのです。

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