「採血」を上手に行うための心がけ、練習方法

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#28 2015/10/14UP
「採血」を上手に行うための心がけ、練習方法
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看護師の業務といえば?という問いに対しての答えとしてあがってくるのが採血。採血とは看護師にとっては、切っても切れない関係にあると言えます。採血が上手くできないと自信をなくしてしまったり、仕事へのやる気も落ちてしまうかもしれません。
そんな「採血」を上手に行うためのオススメの心がけ、練習方法がありますので、ご紹介したいと思います。

1、イメージトレーニング

人間、急に「やれ」と言われて、そう簡単にできるものではありません。何事もイメージすることが大切です。
 このときにイメージするのは「最初に患者さんに挨拶するところから、採血終わりのところ」まで。採血だけでなく、実際に採血を行う場面・状況を出来るだけ忠実に頭の中で描き、その中で自分が行う動きをイメージします。そのイメージを行おうとすると、色々な場面があり、患者さんがいることに気づきます。自分が考えられる範囲で構いませんので、色々な場面・シチュエーションを考えてイメージすることで、どんな場面にも対応できるようになります。

2、血管の走行の再確認

イメージトレーニングをし、準備を行ったとしても、まだ一つ情報が足りません。それは血管の走行です。
 血管の走行は人それぞれ異なっています。一つとして同じ場所にありません。ですが、基本的な構造は同じですので、基本構造をきちんと理解できていれば、おおよその検討はつきます。そのためにも、教科書等を使って血管の構造・走行をきちんと確認し、頭の中に描きましょう。
 きちんと確認・理解ができたら、友だちや同僚看護師、先輩看護師の方々に腕をみせてもらいましょう。そうすることで、さらに理解が深まることになります。

人が採血している場面から学ぶ

ここまででイメージトレーニングをし、実際の血管走行を確認してきました。実は、もう一つ大切なことがあります。それは、「他の人が採血しているところを見て学ぶ」ということです。
 知らないことはイメージできません。今までのものは全て自分が知る範囲のことでしかなく、それ以上のことをするには、他人の力を借りるほかありません。先輩や同僚の看護師が実際に採血している様子を見学させてもらいましょう。採血の方法や患者さんの様子など、実際の現場では自分が想像している範囲以上のことが行われているかもしれません。それをイメージするには、そういう現場を体験するのが一番ですが、そう簡単に体験することもできませんので、他の人が採血している様子を見学してみましょう。他の方が採血を行っているところを見ることで、実際の採血技術や患者さんとのやり取りなど、学ぶところも多くあるかと思います。多くの現場を見ることは、それだけ得られるものも多くなりますので、できるだけ色んな人が採血している様子を見せてもらいましょう。

まとめ

以上3つの方法をお伝えしました。これらを行えば完璧!…とまではいきませんが、事前の準備・心構えとしては十分かと思います。あとは、現場での実践です。実際に採血を行い、そのときに今まで頭の中でイメージしてきた動きができるようがんばっていきましょう。
 その時に「イメージ通りにできなかったからダメ」ではなく、「次こそはイメージした形に近づけよう」と前向きに考えて行動すること。その気持ちが大切です。初めから完璧に行える人はほとんどいません。失敗しても一緒に働く仲間がフォローしてくれます。  事前にイメージトレーニングを重ね、色んな人に血管を見せてもらい、採血の様子を見せてもらいながら、採血に臨みましょう。

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